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CUPLUM MANIA PRINTING STUDIO

Sakura on code

 

仕事でWebサイトのリニューアルをする機会があり、Web制作をしている甥 (Tofto)を頼ることに。
私自身コーディングを独学で勉強しサイトを制作してましたが、もともとアナログ人間であるためハード・ソフト面の早い変化について行くのにやっとで…。このサイトもWordpressの自作テーマですが人より時間がかかるため完成時にはコードもデザインも古く、プロのコーダーにソースを覗かれると恥ずかしい思いをします。最近は仕事、プライベートの人間関係においてその人の素性からくる役割をひしひしと感じるこのごろ。そういう意味では受け入れ、認め、時には頼ることの大切さを実感しています。
今回はインターフェイスを私がデザインして甥にコーディングを任せてきたのですが、彼の仕事は驚くほど冷静で早く、客観的でした。私にとってシステム構築は合理性、客観性の極みで達成感はあるものの、どこか酸欠状態のような感覚に陥ります。そんな彼が「この仕事をしてると想像力が欠如してくる」と言っていました。ほんとよくわかります。
無駄に感じる余白の部分、最初はグレーであるけれども、それを浄化し、遠く透き通るものにする行程こそ人を厚く豊かにしてくれるような気がしています。それは表現における「間」なのかもしれません。

私のデザインをコーディングする甥との関わりは、アーティストとプリンターの関係によく似ています。版画制作の理性的で合理的な長い工程は時にアーティストにとってモチベーションを維持するのが難しい。だけどその工程での客観性は「無駄に感じる余白」を意味のある「間」に昇華してくれるような気がしています。同じ記号でも「code」ではなく「言葉」の中で培えるクリエイティブな関係性、そんな存在でありたい。

そんなことを考え甥の背中を見ながら、恒例のジョギング。これはこれでクリエイティブである。

 

Tofto:HP for making brands.

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